2024年度 年間販売冊数ランキング・トップ20(2023年12月~2024年11月)

 

2024年度の当店の販売冊数ランキングを集計しました(店頭、Webshop、出張販売、その他通販など全て。法人一括購入は除く)。

 

① それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること 安田菜津紀・金井真紀/ヘウレーカ

② 自分でやってみる人のための 校正のたね サワラギ校正部

③ ラダック旅遊大全 山本高樹/雷鳥社

④ テヘランのすてきな女 金井真紀/晶文社

⑤ ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 岡真理/大和書房

⑥ 世界はフムフムで満ちている 達人観察図鑑 (ちくま文庫) 金井真紀/筑摩書房

⑦ 中学生から知りたいパレスチナのこと 岡真理・小山哲・藤原辰史/ミシマ社

⑧ 宮田珠己単行本未収録エッセイ集 思わぬところからの素敵 宮田珠己

⑨ 月刊『地平 2024年7月号』 地平社

⑩ かなたのif 村上雅郁/フレーベル館

⑪ 鬱の本 点滅社編集部編/点滅社

⑫ アイヌもやもや 北原モコットゥナシ・田房永子/303BOOKS

⑬ よこはま野毛太郎 酔郷ではしご酒 星羊社

⑭ 口の立つやつが勝つってことでいいのか 頭木弘樹/青土社

⑮ あおいよるのゆめ ちいさなゆびで ガブリエーレ・クリーマ/ワールドライブラリー

⑯ 日本に住んでる世界のひと 金井真紀/大和書房

⑰ ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方 (ちくま文庫) 伊藤洋志/筑摩書房

⑱ 自分をいかして生きる (ちくま文庫) 西村佳哲/筑摩書房

⑲ なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 三宅香帆/集英社

⑳ CINEMA TALK Vol.1 亀石みゆき

次点 きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく 今日マチ子/rn press

 

今年も大手取次のとは全く違う、当店独自のランキングとなりました。「異文化・地域文化」「人権」「非支配」「生き方・働き方」に関する本が殆どで、当店の特徴がより強まった印象です。

 

著者別では、金井真紀さんが①、④、⑥、⑯と4冊ランクイン(共著含む)。金井さんが主催者でもある「難民・移民フェス」に今年も出店したことを差し引いても、今年も著者別でトップ。「多様性をおもしろがる」金井さんの「任務」が、当店の特徴にぴったり嵌まっています。

 

昨年に続いてのランク入りが5点もありました。⑥、⑰、⑱のちくま文庫3点は完全に定番化し、どれも累計100冊以上販売。⑳の亀石みゆきさんのZINEは当店オープン直後から置き続けているロングセラー。Vol.5 まで全てよく売れ、累計300冊以上の当店を代表するZINEとなりました。

 

イスラエルのガザ侵攻の問題を理解するための本が良く売れたのも今年の特徴で、⑤、⑦はその筆頭でした。小泉さよさん製作の缶バッジやキーホルダー、坂本千明さん製作のポストカードなど、パレスチナ支援のためのチャリティーグッズ類もとても良く売れました。パレスチナの平和のため、ささやかでもできることをしようという方が多くいらっしゃることに、店主も力を貰いました。