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■ひとりの限界と、店を「ひらく」こと

何と、ブログを書くのは今年のお正月以来!です。日々思ったことや告知はほとんどツイッターを使って来たこともあり、開店前にはマメに書いていたこのブログ、今年に入ってからは使わないままでした。

 

ですが、ツイッターのタイムラインはどんどん流れ、後から顧みられることはほとんどない。本という「残る」メディアを扱う者が、残らないメディア中心でやっていっていいのか?という疑問と、日々の思考(あるいは試行)を「残る」かたちで記録する必要もあるようにも考えたので、久々にブログに書いてみます。

 

オープンから今に至るまで約10ヶ月、ほぼ自分ひとりで考え、企画し、動いて来ました。イベント時の受付で他の方のお力を借りることはありましたが、店は全て自分ひとりで切り盛りして来ました。

 

その結果は、残念ながらまだ赤字。自分ひとりの食っていける状態には程遠いのが現状です。自分の性格的にひとりで抱え込み過ぎるところがある自覚はあるのですが、気付かぬうちにそれをやらかしてしまったようです。

 

最近、店というのは街中にある限り、自分の店であっても自分だけのものではなく、街と街に集う人のものであると考えるようになりました。

 

だから、この店ももっとこの街と人に「ひらかれた」場所にしよう。そのためには、考え方も運営もひとりで抱え込まないで、いろんな人の力を借りてやるようにしよう。そう思うようになりました。

 

一昨日に「お手伝いの方募集」や「デザイナーさん募集」、「読書会などイベントでの利用募集」などいろんな告知をしたのは、その現れなのです。

 

店の核となる部分はもちろん変えないけれど、やり方や運営はいろんな人の考えを取り入れて柔軟に。今月からはそう考え運営していきます。

 

お手伝いの方募集」に思いのほか多くの方のご応募を頂き、嬉しくもびっくりしています。それだけの方が、この店のために手を挙げて下さったことが本当にありがたい。

 

直接ご来店されなくてもこの店の考え方・やり方を支持して下さる方がたくさんいらっしゃることにも、今回改めて気付かされました。皆さんのその思いを束ねて力にして、この店を大船の街と街の人に「ひらかれた」場所にしていくのが、今の私の仕事です。

 

やれていないことが山ほどあるので、早速明日から取り掛かります。

ご支援どうぞよろしくお願いいたします。