<本屋ライター、本の情報の出版社、個人書店 三者三様の立ち位置から見える今の「本屋」の姿はいかに?>
1996年をピークにずっと縮小傾向が続く出版市場。特に書店の減少傾向は止まず、最盛期には2万店を超えていた書店の数は、既に1万店を切ったと言われています。2年前からはコロナ禍という小売店に厳しい状況も加わり、この傾向に歯止めがかかってはいません。
にも関わらず、この2年くらい、いわゆる「独立系」といわれる、主に個人が運営する本屋や、月額制で棚を貸し出すことで成り立っている、いわゆる棚貸し本屋(シェア型本屋)が増えています。また、コロナの合間を縫って、全国で一箱古本市が盛んに行われてもいます。
出版業界全体が厳しく、本を商って生計を立ててゆくのが難しい中、読者の立ち位置から一歩踏み出して、本を人に届ける「本屋活動」をする人が増えている。人を「本屋活動」に向かわせるものは何なのだろう? そしてその活動の先に見えてくるものは――増えている「本屋」の実情に迫ります。
ご出演は、本屋ライターの和氣正幸さんと、本の雑誌社の営業部長にして営業編集企画宣伝担当・杉江由次さん。様々な本屋と直接接点を持つ二人の方をお迎えします。
和氣正幸さんは、本屋ライターとして、全国の様々な本屋を取材し記事にする一方、下北沢にある本屋のアンテナショップ「BOOKSHOP TRAVELLER」の運営も行い、本屋に関して取材者と経営者両方の立ち位置で深く関わっています。
杉江由次さんは、本の雑誌社の営業部長として日々書店とコンタクトするだけでなく、月刊誌『本の雑誌』には普通に登場。自ら企画し書籍を作り、本屋大賞の裏方もすれば大好きなサッカーがテーマの本の執筆までしてしまう、本に対する情熱溢れるマルチプレーヤーです。
このお二人を迎え、店主が司会進行となり、主に個人書店と棚貸し本屋を中心とした最新の本屋事情について、三つ巴となって語り合います。三者三様の立ち位置から見えて来る、今の「本屋」の姿はいかに?
ZOOMのウェビナーを使用した、オンライン配信で実施します。
和氣正幸さん著書『続・日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)
当店店主・金野のインタビュー記事掲載『ちゃぶ台9』(ミシマ社)
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●本屋ライター・本の雑誌・個人書店 三つ巴トークイベント 「最新本屋事情・2022夏」
・日時 2022年7月29日(金) 20:00~21:30
・場所 ポルベニールブックストアよりオンライン配信
・出演
和氣 正幸さん(本屋ライター)
杉江 由次さん(本の雑誌社 営業編集企画宣伝担当)
金野 典彦(ポルベニールブックストア店主)
●お申込み方法(オンライン視聴)
「ZOOM」のウェビナーを使用いたします。
・参加費 1000円(税込)
下記URLよりお申込みください。終了後2週間程度、アーカイブ視聴も可能です。 (※アーカイブ視聴のURLはリアルタイム視聴とは異なります。配信の翌日にメールにてご連絡します)。
https://porvenirbookstore.stores.jp/items/62de989440ebf06bb4b848dc
●出演者プロフィール
■和氣 正幸(わき・まさゆき)
本屋ライター。下北沢にある本屋のアンテナショップBOOKSHOP TRAVELLERの店主でもある。2010年よりサラリーマンを続ける傍らインデペンデントな本屋をレポートするブログ「本と私の世界」を開設。現在は独立して、「本屋をもっと楽しむポータルサイト BOOKSHOP LOVER」の運営を中心に、”本屋入門”などのイベントも開催。本屋の映像をアーカイブする企画「BOOKSHOP MOVIE」をYouTubeで配信している。そのほか東京新聞での月1連載【BOOKS】(2021年2月連載終了)や2020年9月下旬から時事通信社にて全国地方紙に配信の連載「独立書店の本棚」(全15回終了)、『本の雑誌』での連載「本屋の旅人」(2021年12月~)など各種媒体への寄稿、電子図書館メルマガの編集人ほか、本屋と本に関する活動を多岐にわたり行う。2020年10月からはNHK Eテレ『趣味どきっ!(火曜)こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ』に本屋案内人として全8回を通して出演した(2021年5月再放送)。著書に『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)、『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)、『続 日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)。共著で『全国 旅してでも行きたい街の本屋さん』『全国 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり』(G.B.)がある。
■杉江 由次(すぎえ・よしつぐ)
1971年、埼玉県生まれ。浦和レッズと本屋さんをこよなく愛する本の雑誌社の営業編集企画宣伝担当。著書に「『本の雑誌』炎の営業日誌」(無明舎出版)、『サッカーデイズ』(小学館文庫)が、共著に『フットボールサミット第5回 拝啓、浦和レッズ様」(カンゼン)等がある。本屋大賞の裏方。
●お問合せ
ポルベニールブックストア TEL:0467-40-5102 E-mail:porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク)
■ポルベニール ブックストア(Porvenir bookstore)
TEL/FAX : 0467-40-5102
E-mail: porvenirbookstore *アット gmail.com
※「*アット」を@(アットマーク)に置き換えて下さい